金属アレルギーってなんだろう?ピアスをする人は絶対に知っておこう!
2021/08/19
おそらくこのページに来ていただいた方は、ピアスを開けたいけど、金属アレルギー気になるなーと思っている方だと思います。
最近だとコロナの影響もあり、Web会議が多くなったことで顔回りのおしゃれとしてピアスやイヤリングが人気のようです。
私も大学生の時にピアスの穴を開けたのですが、その際にもっとも気になったのは金属アレルギーです。絶対に金属アレルギーにはなりたくなかったので、ピアスの穴を開ける前にかなり調べました。
おかげで、10年ほど経ちましたが未だに金属アレルギーにはなっていません。
ピアスを開ける方は、事前にしっかり調べましょう!
スポンサーリンク
金属アレルギーとは
そもそも金属アレルギーとは、どんなものなんでしょうか?病名でいうと「接触皮膚炎」と呼びます。とはいうものの、いまいちわからないと思いますので、金属アレルギーになるまでの過程を説明したいと思います。
どのように金属アレルギーになるのか?
- ピアスを着用する
- 汗で金属が溶ける
- 溶けた金属がイオン化し、体内へ入る
- 体内のタンパク質と結合する
- アレルゲンに対抗する抗体が作られる
- 再度アレルゲンが作られる
- 抗体がアレルゲンを発見し、過剰に反応する(金属アレルギーを発現!!)
これは、蜂に刺されたことで起こる「アナフィラキシー・ショック」と同じ原理で、強いアレルギーを起こすととても危険です。
アレルゲンの原因になる金属とは?
どの金属もアレルゲンの原因になる可能性がありますが、金属を全く触らない生活をする必要はありません。例えば、指輪などで金属アレルギーになる可能性は低いと言われていますが、その理由は皮膚の厚さです。
指などは皮膚も厚く、金属が溶けてに入る可能性は高くありません。原理を知ると、ピアスは耳に穴を開けるので、かなり金属アレルギーになる可能性が高まるということがわかるかと思います。
金属アレルギーを起こしにくい金属とは
金属アレルギーを起こしにくい金属とは、基本的には溶けにくい(イオン化しにくい)金属ということになります。水銀、ニッケル、コバルト、スズ、パラジウムなどが挙げられます。逆に、なりにくい金属は、チタン、銀、プラチナ、金、亜鉛などです。
チタンのピアスがアレルギー対応として販売されていたり、歯の治療に銀歯が使われているのはこれらの理由からです。
ただ、銀が溶けにくいからシルバーアクセを使えば大丈夫と思うのは軽率です。基本的にシルバーアクセサリーは、合金で作成されており、シルバー100%で作られているものはほぼありません。多くのものは、ニッケルやコバルトなどが含まれており、それらの溶けやすい金属が溶け出し、金属アレルギーになるケースがあります。
なぜ、シルバー100%のアクセサリーがないのかというと、シルバー100%だと柔らかすぎてアクセサリの形をキープできないからです。
金属アレルギーにならない為に
金属アレルギーは一度発症すると一生治らないと言われていまが、「いつ」「どこで」発症するかわからないのが金属アレルギーの厄介なところです。
触れたときにすぐ反応する人、長期間、それこそ何年も経ってから発症する人、汗のかきやすい人、角質層の薄い人など、発症するメカニズムは様々です。
逆に、どの金属でも全くアレルギーが起きないという人もいますので、心配な方は皮膚科でパッチテストを受け、自分は何の金属に対してアレルギーなのかを調べてみましょう。
ピアスを開けるのであれば夏は避けよう
ピアスを開けた後、ピアス穴が安定するまで3ヶ月ほどかかります。夏に穴を開けてしまうと、化膿のリスクや汗で金属が溶ける可能性が高くなります。できるだけ、10月以降のあまり汗をかかない季節を選びましょう。
お手入れは小まめに
また、ピアスの穴が安定したら、お手入れは小まめにしましょう。ピアス穴の中は、汚れが溜まりやすいので、雑菌が溜まり化膿を起こしてしまう場合があります。また、汚れが溜まると臭いも気になりますので、特に夏場はお手入れは必須です。
金属アレルギーになりにくいピアス
金属アレルギーにならないために、私の場合はサージカルステンレスのピアスかチタン製のピアスを使っています。この二つの素材は、医療用に使われており、金属アレルギーになるリスクがかなり低い金属です。ただ、シルバーアクセサリーと同様に混ぜ物がしてある場合がありますので、購入の際にはしっかりと含有している金属を調べましょう。
サージカルステンレス
チタン製
最後に
オシャレの1つとして人気のあるピアスですが、体に穴を開けるのでリスクもあります。減らせるリスクは、事前にしっかりと減らし、オシャレを楽しみましょう!