紅茶の産地って知ってますか?ダージリンで有名なインドの紅茶!
2017/07/12
紅茶は、産地によって香りや味わいが大きく変わります。好みの紅茶を選ぶときの基準として、産地を知ることはとても大きな意味があります。
今回は、数多くある産地の中からインドをご紹介したいと思います。
インドといえば、カレーですが、実は紅茶もとても有名です。名前を聞いたら、知っている銘柄がたくさんあると思います。
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Darjeeling(ダージリン)
ダージリンは、紅茶のシャンパンの別名を持つ、紅茶を代表的な銘柄の一つです。ダージリンは、インドで唯一、栽培に成功した国産種の茶葉でもあります。西ベンガル州の最北に位置し、かなりの高地で標高2300m、茶園も300〜2300mの険しい斜面に広がっています。
日中と朝夕の温度差が激しく、毎日何度も霧が出るような場所です。インドの国境からネパールの東部にかけてそびえるヒマラヤ山脈の中心、カンチェンジュンガから吹く風がこの霧を晴らします。すると湿った茶葉を日光が乾かし、また霧が出て、、という繰り返しがダージリンの気象環境です。この気象条件が独特の香りを生み出します。この香味を生かすため、ダージリンの紅茶製法は、ほぼ全てがオーソドックスなもの。揉捻・発酵のローリングマシンを用い、独特の香味を失わないようにしています。
茶摘みは年4回で、特に良質なものは「3月〜4月」、「5月初旬〜6月下旬」、「10月〜11月」の3シーズン。
ファーストフラッシュ
紅茶のシャンパンとも言われ、人気の高いダージリン。中でもイギリス王室御用達ということで注目されているのが、ジュンパナ茶園で、3月〜4月の春一番に摘まれるファーストフラッシュは、紅茶ファン憧れの逸品!お茶の色は淡いオレンジ色で透明度が高い。香りは、マスカットや青リンゴ系を思わせるフルーティーな甘い香り。
- 味の特徴:ほのかに甘みを含んだ渋み
- 抽出時間:約3分
- オススメの飲み方:ミルクティー
セカンドフラッシュ
人気のジュンパナ茶園で5月から6月に摘まれた茶葉です。深みのある強い渋みがあり、熟成したフルーティーな強い香りが特徴です。オレンジ系の赤色が美しく、透明度も高い。マスカット系のフルーティーな香りの中にミントを思わせる爽やかな苦味を感じることができます。
- 味の特徴:キリッとした強い渋み
- 抽出時間:約5分
- オススメの飲み方:ストレート、ミルクティー
オータムナル
ジュンパナ茶園で秋冬に収穫されるオータムナル。9月から10月に収穫される茶葉で、コクや重さを感じる強い渋みを持つのが特徴。紅茶を飲み慣れない人にもオススメです。お茶の色は、赤色が強く、深みのある色になる。香りの特徴は、マスカットやリンゴのようなフルーティーな香り。
- 味の特徴:濃厚で強い渋み
- 抽出時間:約5分
- オススメの飲み方:ミルクティー
Assam(アッサム)
ヒマラヤ地方の麓に位置し、湿った季節風がこの山々に大量の雨を降らせます。また、川の南部に茶園が位置し、川の水蒸気が茶葉を湿らせる、この水量がアッッサム地方の特徴で、独特の渋みを茶葉に与えます。日差しを和らげるシャドーツリーが茶園随所に植えられているいるのも特徴的な風景です。
紅茶の香り、お茶の色ともに濃厚です。世界の紅茶生産の半分は、インドで生産されており、そのうち半分をこのアッサムが占めています。国内での消費も多く、これは、チャイにアッサムが使用されているためです。このじゅお湯に答える意味もあり、製造方法の90%がCTC製法になっています。
CTCは、短時間でしっかりとした味わいの紅茶を淹れることができるように、忙しい現代人の暮らしのニーズによって生まれた比較的新しい製法です。CTC製法では、専用の機械をつかって、茶葉を押しつぶして(Crush)、引きちぎるように細かくし(Tear)、再び丸める(Curl)ことによって、この形に成形されます。粒の大きさも砂粒ほど細かいものから数ミリの大きさのものまでいくつものサイズがあり、細かいものの方が強く濃い味となります。
ダフラティ FOP
フルリーフで製茶されたもので、優しい甘みと渋みが魅力的な茶葉です。お茶の色は、オレンジ系の赤色で淡めです。秋の落ち葉のような発酵系の香りが強く、ほんのりフルーティーさもあるのが特徴です。
- 味の特徴:優しい渋み
- 抽出時間:約5分
- オススメの飲み方:ストレート
マズバット CTC
CTC加工茶で抽出時間は短め。約3分で濃厚で強い渋みを持った紅茶になり、お茶の色は、黒みがかった赤色ですが、見た目ほどクセはなく紅茶的な香りは弱い。個性は少し弱い。
- 味の特徴:ほのかに甘みを含んだ渋み
- 抽出時間:約3分
- オススメの飲み方:ミルクティー
最後に
紅茶には色々な種類がありますので、ぜひお気に入りの茶葉を見つけてみてください。