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蚊取り線香は有害?赤ちゃんも安心できる蚊取り線香の効果的な使い方

2021/08/19

そろそろ夏も近づき、蚊が出てくる季節になりました。私の家でも今年の蚊一号を発見し、そろそろ対策を打たなければと思っているところです。

実は、たかが蚊とバカにすることなかれ、世界では1年間に70万人が蚊が原因で亡くなっています。

危険な蚊の代表格はマラリアで、毎年60万人以上が命を落としているのだとか。それ以外にも、2500種類以上の蚊が存在し、テング熱や黄熱病、日本脳炎の媒介をしているのも蚊の一種です。

今回は、そんな危険な蚊に対抗するべく、夏の風物詩とも言える蚊取り線香とその他虫除けグッズについて紹介したいと思います。

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蚊取り線香とは

言わずもがな、夏の風物詩ともいえる蚊取り線香です。最近は種類も豊富で外でBBQなどをする際にはとても重宝します。

「蚊に有害な成分なのに、人体や周りの生き物に影響はないの?」と疑問に思ったことはありませんか?

また、赤ちゃんのいるようなご家庭だと赤ちゃんの周りで蚊取り線香やベープマップなどを使用してもいいのかと心配になるところだと思います。

今回は、蚊取り線香の有用性、または赤ちゃんにも安心な虫除けの方法についてご紹介します。

蚊取り線香が蚊を退治する仕組み

そもそも蚊取り線香は、どうやって蚊を撃退しているのでしょうか?

蚊取り線香は、なにも煙で蚊を殺しているわけではありません。

では、どうやっているのかというと、蚊取り線香が燃焼される事で蚊取り線香の中に含まれている殺虫成分広がることで、
蚊を撃退しています。

蚊取り線香を焚くことで、蚊を殺すだけではなく、蚊を近づけない効果もありますし、どこかに隠れていた蚊を追い出すことができます。

また、蚊が卵を産みそうな場所に置いておけば、蚊が卵を産めなくなる効果もあるので、蚊が増えないようにすることができます。

煙が出ていないものは効果がないの?

先ほどもお話ししたように、煙で蚊をどうにかしているわけではなく、燃すことで有効成分を広げているので、必ずしも煙は必要ではありません。電気マット式の蚊取り線香は、この原理を利用しています。

蚊取り線香の効果範囲はどのくらい?

効果の出る範囲は、密閉した部屋で半径約2メートル(約6畳)です。

屋外での使用は、風が吹いたりして薬剤が広範囲に広がってしまうので、効果が薄れる場合もあります。

蚊取り線香を屋内で使用する場合は、部屋の広さによって使用する個数を変えたり、そもそも蚊が入ってくる玄関などに
設置するといいかと思います。

また、風に流されることで効果が下がってしまうので、個数を調整したり、風上に置くなどの工夫をすることで効果を発揮することができます。

最近では、屋内・屋外用等、用途別の商品もそれぞれ出ているようですので、是非チェックしてみてください。

効果の続く時間はどのくらい?

効果の続く時間は、大きい蚊取り線香で約12時間、小さい物で約2~3時間くらいが目安になります。
商品によっても異なる場合があるので、注意書きを確認してください。

蚊取り線香の成分

そもそも、蚊取り線香に含まれる有効成分はどんなものなのでしょうか?

冒頭でもお話ししたように、人体にも影響があるのでは?と心配になることもあるかもしれません。

実は、蚊取り線香には除虫菊から取れる天然成分「ピレトリン」という成分が使われていました。

現在は、化学合成した「ピレスロイド」が使われています。この「ピレスロイド」は即効性が高く、昆虫類や冷血動物には「神経毒として作用」しますが、人間や家畜類のような温血動物は解毒作用があるので、人畜無害とされてます。

また、光や空気、熱に触れると分解しやすい性質があるそうなので、ある程度時間が経つと自然と分解されます。

ただ、成分自体は、人間には無害だと言っても、蚊取り線香を使った際に出る煙に直接当たると、目や喉の粘膜が刺激されてしまうので、使用の際は、煙が当たらない場所へ置くようにしましょう。

なお、除虫菊の花に含まれている天然の殺虫成分「ピレトリン」を使った蚊取り線香もありますので、化学合成された成分は心配だと思われる方はそちらを使われるのも1つの手ではないかと思います。

ペットを飼われれている方は要注意

「ピレスロイド」系の成分は、人体には無害ですが、昆虫だけでなく両生類、爬虫類にも影響があるので、それらを飼育している部屋では使用厳禁です。
蚊取り線香によっては魚類にも強い作用を及ぼすものもありますので、部屋の水槽などで熱帯魚などを飼育している方は注意が必要です。

また、ピレスロイドは哺乳類・鳥類に対する毒性はほとんどありませんが、締め切った空間で大量に摂取すれば体に害を与えます。
犬猫の中毒事例もありますから、体の小さなペットを飼われている方は、蚊取り線香の設置場所には気をつけてください。

ピレスロイドは、スプレー式殺虫剤として有名なキンチョールやアースジェットなどの有効殺虫成分にもなってます。蚊取り線香ぐらいの濃度では麻痺させるぐらいの効果しかないと思いますが、スプレー式殺虫剤のように濃度が高ければ殺虫効果があります。そこまでの濃度になることはないと思いますが、注意する分には越したことはありませんので、用法は守りましょう。

基本的には、密室で使用しない、1〜2時間おきに換気をするなどすれば問題かと思います。

除虫菊ってどんな花?

ちなみに、除虫菊とはどんな菊なのでしょうか?

除虫菊は「シロバナムシヨケギク 」と言い、日本では和歌山県を中心に栽培をされています。

5~6月ころの、花が咲いているときに全草を採取して、日干しにして乾燥させる。
花だけを乾燥したものを、除虫菊花(じょちゅうきくか)、花と茎葉を乾燥したものを、除虫菊(じょちゅうきく)と言います。

除虫菊花には、人間や家畜などの温血動物には無害で、昆虫などには、毒になるという特殊な作用があります。

乾燥した除虫菊(じょちゅうきく)を粉末にして、粘着剤の、タブノキの葉、トロロアオイの根、ツノマタなどを、乾燥した粉末を混ぜて、練り合わせて、マラカイトグリーンという緑色染料で着色し、渦巻きにして乾燥して、ピレスリンの含量が0.55%以上になるように溶液を噴霧したものが、蚊取り線香になります。

赤ちゃんがいても蚊取り線香は大丈夫?

基本的には、人体には影響はほとんどないので赤ちゃんがいるところでも蚊取り線香の使用は大丈夫です。
ただ、煙の刺激で赤ちゃんの喉や皮膚を痛めてしまわないように距離を離すなど、設置する場所には気をつけるようにしましょう。

妊婦さんがいても蚊取り線香は大丈夫?

妊婦さんも赤ちゃんと同様に基本的には問題ありません。

赤ちゃん、妊婦さんにはできるだけ天然のものをという方には、先ほども除虫菊のところで紹介した天然成分で作られた蚊取り線香を使うといいかと思います。

蚊取り線香などの蚊対策グッズ

ここでは、蚊取り線香などのグッズを紹介します。

蚊取り線香

金鳥等から出ている、昔から定番で蚊取り線香と聞いたら一番に思いつくかと思います。
煙が出るタイプで、使用する場所は、マンションよりも隙間の多い日本家屋の方が効果が高いと言われています。

赤ちゃんやペットなどがいる方は、火を使うので設置場所などは注意しましょう。

蚊取りリキッド

コンセントを使って、電気の熱を利用するタイプです。これも、触ると熱いので赤ちゃんやペットなどがいらっしゃる方は置き場所に注意をしましょう。

お出かけ用電池式 カトリス

金鳥から出ている「おでかけカトリス」という製品ですが、こちらは軽くて小さいので出かける際に便利です。ベビーカーを使用する方は、こちらをベビーカーにつけると便利です。

スプレータイプ

蚊は壁や天井などに止まっていることが多いので、薬剤を素早く壁や天井に付着させる事が出来るこのタイプも便利です。

夜になると出てくるのに、日中はどこにいるんだろう?と思うことってありませんか?実は、暗い場所の壁などに張り付いてじっとしているんです。
また、同様に冬の間は暗い場所でじっとして冬を越す場合などもあるようです。

電撃殺虫機

よくお店の軒先などでバチバチと音を鳴らしているものですね。蚊だけでなく、蛾なども一緒に撃退してくれます。レジャーなど、屋外で使う際には便利そうです。

蚊取り線香以外の虫対策

蚊取り線香は、あまり使いたくないなぁという方は、こちらで紹介する方法で蚊の対策をさせてみてはいかがでしょか。

蚊帳

ホームセンターなどで購入できるので、煙が弱い方など、できるだけ化学合成のものを避けたい場合はとても便利です。

ハーブ・アロマ

蚊を寄せ付けにくくするハーブやアロマを利用する方法もあります。殺虫効果はありませんので効果はかなりバラつきがありそうです。

蚊除けのハーブとしてはハーブゼラニューム(蚊連草)が有名ですがペパーミントやレモングラス、バジル、ユーカリなどもも蚊除け対策になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。もうすぐ夏本番!蚊の対策はしっかりやっておきましょう!

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